- パネルメータ応用例
- あ行
- か行
- さ行
- た行
- は行
- ら行
- 英数
パネルメータ応用例
- 1.直流高電圧測定
内蔵限度測定レンジを越える直流電圧測定は、外部に倍率器(MULT)を使用します。
- 2.交流高電圧測定
内蔵限度測定レンジを越える交流電圧測定は、
外部に倍率器または変圧器(VT) を使用します。
- 3.直流大電流測定
内蔵限度測定レンジを越える直流電流測定は、
外部に分流器(SHUNT)を使用します。
- 4.交流大電流測定
内蔵限度測定レンジを越える交流電流測定は、
外部に変流器(CT)を使用します。
- 5.電力諸量測定
電力関係諸量の測定は、電力トランスデューサと
スケーリング計の組み合わせにより行います。
- 6.各種物理量測定
各種センサおよびトランスデューサと
スケーリング計の組み合わせにより行います。
- 7.表示器との組み合わせ
BCD出力を利用して遠隔表示することができます。
- 8.プリンタとの組み合わせ
BCD出力をディジタルプリンタで印字記録します。
- 9.多点切替器と温度計の組み合わせ
最大12点の温度を切替表示することができます。
- 10.PCとの組み合わせ
RS-232CやRS-485の通信出力をPCに取り込んで測定データ
のダウンロード、処理ができます。
あ行
【 移動平均 】いどうへいきん
サンプリングを行う度に一番古い測定データを捨て、最新の測定データを含めた過去n個の測定データを
平均演算して表示します。
※平均する測定データ数 n個は予め任意に選択します。【 オフセット 】おふせっと
スケール設定の際、入力のオフセットとフルスケールに対応する表示値を設定します。
設定方法はプログラム方式とボリウム方式があります。「オフセット値」とは最小定格入力値に対する表示値です。[スケール設定例]
①入力信号4~20mAに対して表示値0(オフセット値)~1000(フルスケール値)の場合
②入力信号4~20mAに対して表示値1000(オフセット値)~0(フルスケール値)の場合入力値の増加に対して表示値が大きくなるスケール(①)以外に入力値の増加に対して表示値が小さくなる逆スケール(②)やマイナス(-)表示値からプラス(+)表示値、(-)表示値から(-)表示値、(+)表示値から(+)表示値などのスケール設定が可能です。
【 オフセット固定】おふせっとこてい
オフセット値以下の入力時は表示値を “0” または オフセット値に固定します。
か行
【 確度 】かくど
表示精度のことで、保証する誤差の最大値。
ディジタルパネルメータの確度はrdg(読み値、リーディング)とdigit(桁、ディジット)を用いて表現します。■1digitとは、最小位桁の表示が1であることを意味します。
■確度の計算(表示値に含まれる誤差)
確度が±(0.05% of rdg ±1digit)のディジタルパネルメータで、1500を表示している場合は±(0.05% of 1500±1digit)=±2digit 、10000を表示している場合は±(0.05% of 10000±1digit)=±6digitの誤差範囲内に真値があることを意味しています。
【 カットオフ 】かっとおふ
入力ゼロ付近の不安定な領域をカットします。カットした領域の表示値は “0” またはオフセット値となります。
【 区間平均 】くかんへいきん
表示周期内でサンプリングした n個の測定データを平均演算し表示します。
次の平均演算が終わるまで前回の平均演算値を表示します。
※平均する測定データ数 n個は予め任意に選択します。【 計数速度 】けいすうそくど
カウンタが正常に動作、機能する計数の速さのことで、周波数で表します。
さ行
【 小数点 】しょうすうてん
任意の桁位置に点灯させることができます。小数点設定はスケール設定とは別の独立した機能です。
(桁送りに連動していません。固定点灯)[例]
スケーリング0~10000に設定されたディジタルパネルメータに小数点を設定する場合4ヶ所に点灯させることができます。【 出力ディレイ 】しゅつりょくでぃれい
入力(表示値)が、比較値を越えて予め設定されたディレイ設定時間経過後に比較判定出力が動作します。
【 スケーリング 】すけーりんぐ
入力信号に対して任意の表示値に換算表示させます。スケーリングは入力信号のフルスケールとオフセットに対応する表示値をそれぞれ設定します。
【 ゼロセット 】ぜろせっと
入力初期値を電気的にゼロに設定(表示値を“0”またはオフセット値にシフト)します。
ゼロセットが働いている時は“ZS”が点灯します。
た行
【 デューティー比 】でゅーてぃーひ
パルス幅をパルス周期で割ったものです。
は行
【 バッチカウント 】ばっちかうんと
バッチカウントは予め設定されたカウント数に到達した回数(カウントアップ回数)をカウントする機能です。
(※対象機種:カウンタ、積算計)
【 パルス係数 】ぱるすけいすう
入力信号のパルスに重み付けをする数値です。
【 パルス分周比 】ぱるすぶんしゅうひ
1カウントするために必要なパルス数を設定するとき、パルス分周比を用います。
例:1回転で60パルスを出力するロータリーエンコーダを使用して、60パルス毎に1カウントさせるときはパルス分周比を60に設定します。【 パワーオンディレイ 】ぱわーおんでぃれい
電源投入後予め設定した時間内は、比較判定動作を止めます。
【 比較判定出力 】ひかくはんていしゅつりょく
現在表示している値と予め任意に設定した値を大小比較し判定結果を出力します。
ピークメモリー値、ボトムメモリー値や振れ幅値と比較できる製品もあります。
比較判定出力の設定パターンは上限下限設定とゾーン設定の2種類があります。【 ピークホールド 】ぴーくほーるど
ホールドON以降の測定データの最大値を保持表示します。
ピークホールド中であることを示すLEDが点灯します。【 ピークメモリー 】ぴーくめもり-
最大計測値を記憶します。電源ONで計測を開始、MR(メモリーリセット)入力または電源OFFでメモリー値をリセットします。ピークメモリー動作中は“PM”が点灯します。
【 ヒステリシス 】ひすてりしす
比較判定出力のON/OFF幅を設定できます。出力のチャタリング防止に有効です。
【 フルスケール 】ふるすけーる
スケール設定の際、入力のフルスケールとオフセットに対応する表示値を設定します。
設定方法はプログラム方式とボリウム方式があります。
「フルスケール値」とは最大定格入力値に対する表示値です。[スケール設定例]
①入力信号4~20mAに対して表示値0(オフセット値)~1000(フルスケール値)の場合
②入力信号4~20mAに対して表示値1000(オフセット値)~0(フルスケール値)の場合入力値の増加に対して表示値が大きくなるスケール(①)以外に入力値の増加に対して表示値が小さくなる逆スケール(②)やマイナス(-)表示値からプラス(+)表示値、(-)表示値から(-)表示値、(+)表示値から(+)表示値などのスケール設定が可能です。
【 振れ幅メモリー 】ふれはばめもりー
(ピークメモリー値)-(ボトムメモリー値)を記憶します。
電源ONで計測を開始、MR(メモリーリセット)入力または電源OFFでメモリー値をリセットします。
振れ幅メモリー動作中は“PM”と“BM”が点灯します。【 プリセット 】ぷりせっと
計数値が予め設定された数値(プリセット値)に達したとき制御出力が動作します。
(※対象機種:カウンタ、積算計)
【 平均演算 】へいきんえんざん
表示値を表示周期内で平均する区間平均と移動平均の2種があります。
表示のちらつき防止や変化の激しい入力、入力信号に含まれるノイズの影響を低減する機能です。【 ホールド 】ほーるど
ホールド入力直前の表示値またはホールド入力時のサンプリング終了後の表示値を保持します。
アナログ出力、BCD出力も保持されます。【 ボトムホールド 】ぼとむほーるど
ホールドON以降の測定データの最小値を保持表示します。
ボトムホールド中であることを示すLEDが点灯します。【 ボトムメモリー 】ぼとむめもり-
最小計測値を記憶します。電源ONで計測を開始、MR(メモリーリセット)入力または電源OFFでメモリー値をリセットします。ボトムメモリー動作中は“BM”が点灯します。
【 ポーズ 】ぽーず
積算カウントを停止します。瞬時値、積算値の表示値を保持しアナログ出力、BCD出力も保持されます。
(※対象機種:積算計)
ら行
【 ラッチ 】らっち
積算カウントは継続します。瞬時値、積算値の表示値およびデータ出力は保持されます。
(※対象機種:積算計)
英数
【 100桁0固定 】さいしょうけたぜろこてい
入力値にかかわらず100桁(最小桁)の表示値を “ 0 ” に固定します。
【 digit 】でぃじっと
ディジタル表示の最小単位です。
[例] “ 1digit ”
999.9 表示の場合 ⇒ 000.1
19999 表示の場合 ⇒ 00001